この記事について
2026年9月17日時点のMicrosoft公式ライセンス情報を確認し、Microsoft Entra ID P1/P2とMicrosoft 365 E3/E5の関係を整理しています。検証ステータス:📘 Microsoft公式情報確認済み・実機未確認
Microsoft Entra IDはMicrosoft 365のサインイン、ユーザー、グループ、アプリへのアクセスを支えるID基盤です。P1/P2の違いは「ログインできるか」ではなく、高度なアクセス制御・リスク検知・特権管理までどこまで扱えるかにあります。
E3/E5の違い
Microsoft公式では、Entra ID P1はMicrosoft 365 E3/E5に含まれ、P2はMicrosoft 365 E5に含まれます。P2ではP1の機能に加え、Identity ProtectionやPrivileged Identity Managementなど高度なID保護・特権管理が重要になります。
まず試す:自分のテナントを読む
Microsoft Entra admin centerでOverviewを開き、テナント情報とライセンスを確認します。次にUsersやGroupsを閲覧し、構成を把握します。最初からConditional Accessを変更しません。
Microsoft Graphで安全に読む
Graph PowerShellを利用できる環境なら、読み取り権限で自分の情報を確認できます。
Connect-MgGraph -Scopes "User.Read" Get-MgContext Get-MgUser -UserId (Get-MgContext).Account -Property Id,DisplayName,UserPrincipalName
ここを見る
接続先tenant、使用scope、ユーザーIDを確認します。
成功の目安
想定tenantへ読み取り権限で接続し、自分の情報だけを取得できることです。
1か所変えてみる
Get-MgContextの表示を確認し、別の書き込みscopeを追加するのではなく、取得propertyだけを変えて読み取り範囲を理解します。
P1が活きる場面
Conditional Access、グループベースの管理、ハイブリッドIDなど、組織的なアクセス制御の基盤になります。
P2が活きる場面
サインイン/ユーザーリスクを使った制御、PIMによる管理者権限のJust-In-Time化など、侵害を前提にした高度なID防御で価値が出ます。
管理者が確認する点
E3/E5または追加SKUの割当
break-glassアカウント
Conditional Access変更時のロックアウト対策
PIM対象role
MFA/認証方法
監査・サインインログの保持条件
Microsoft公式情報
https://learn.microsoft.com/en-us/entra/fundamentals/licensing
https://learn.microsoft.com/en-us/entra/fundamentals/whatis
Entra ID P1/P2は「管理画面の上位版」ではなく、Microsoft 365全体のアクセス制御をどこまでリスクベース・最小権限で運用できるかを左右する基盤です。
