Microsoft Intuneの高度機能とは?2026年7月以降のE3/E5差を整理

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Microsoft Intuneの高度機能とは?2026年7月以降のE3/E5差を整理

この記事について
Microsoft公式情報を2026年9月18日時点で確認し、Intune Plan 2 / Intune Suite系の高度機能と、2026年7月以降のMicrosoft 365 E3/E5への配分を整理しています。

検証ステータス:📘 Microsoft公式情報確認済み・実機未確認

Intuneには基本的な端末・アプリ管理だけでなく、Remote Help、Advanced Analytics、Endpoint Privilege Management、Microsoft Cloud PKI、Enterprise Application Managementなどの高度機能があります。

この領域は2026年7月からMicrosoft 365 E3/E5への機能配分が大きく変わったため、2025年以前の「高度機能は全部Intune Suiteを追加購入」という説明だけでは現在の契約判断ができません。

2026年7月以降のE3/E5差

Microsoft IntuneのPlanning Guideと2026年7月のWhat’s newでは、商用Microsoft 365 E3/E5について次の配分が説明されています。

高度機能Microsoft 365 E3Microsoft 365 E5
Intune Plan 2○○
Remote Help○○
Advanced Analytics○○
Endpoint Privilege Management–○
Microsoft Cloud PKI–○
Enterprise Application Management–○

E5はE3の内容を含んだ上で、EPM、Cloud PKI、Enterprise Application Managementが追加される整理です。

ただしMicrosoftは、この変更を段階的にrolloutし、対象テナントへ自動provisioningすると説明しています。変更前にはMicrosoft 365 admin centerへ通知されるため、「公式表ではE5だから使えるはず」だけでなく、自テナントのMessage centerとライセンス状態を確認します。

対象範囲にも注意

2026年7月の公式案内では、この変更はcommercial Microsoft 365 E3/E5を対象としており、EducationやFrontline Workerには同時点で同じ変更を適用していないと説明されています。Governmentも対応状況が異なります。

つまり「E3/E5」という文字だけで全クラウド・全SKUへ同じ条件を当てはめないことが重要です。

高度機能の位置づけ

flowchart TD
    P1[Intune 基本管理] --> E3[Microsoft 365 E3 高度機能]
    E3 --> P2[Intune Plan 2]
    E3 --> RH[Remote Help]
    E3 --> AA[Advanced Analytics]
    E3 --> E5[Microsoft 365 E5 追加領域]
    E5 --> EPM[Endpoint Privilege Management]
    E5 --> PKI[Microsoft Cloud PKI]
    E5 --> EAM[Enterprise Application Management]

各機能を初心者向けに説明

Remote Help

ヘルプデスク担当者が利用者端末へ安全に接続して支援するクラウド型リモートサポートです。RBACで支援者の権限を制御できます。

Advanced Analytics

端末の性能や利用体験を分析し、「起動が遅い端末がどこに集中しているか」「バッテリー状態に問題があるか」といった改善材料を得る機能群です。

Endpoint Privilege Management(EPM)

普段は利用者を標準ユーザーのままにし、必要な作業だけ管理者権限へ昇格させる仕組みです。「全員をローカル管理者にする」運用を減らすために使います。

Microsoft Cloud PKI

PKI(Public Key Infrastructure)はデジタル証明書を発行・更新・失効させる基盤です。Cloud PKIはIntune管理端末向けの証明書ライフサイクルをクラウドで管理し、Wi-Fi、VPN、端末認証などに利用できます。

Enterprise Application Management

MicrosoftがホストするEnterprise App CatalogからWin32アプリを選び、インストール条件や検出設定を利用して配布管理を効率化する機能です。

実務での使い分け

flowchart LR
    Q{困っていること} -->|PC操作を支援したい| RH[Remote Help]
    Q -->|遅いPCを特定したい| AA[Advanced Analytics]
    Q -->|管理者権限を減らしたい| EPM[EPM]
    Q -->|Wi-Fi/VPN証明書を管理したい| PKI[Cloud PKI]
    Q -->|Win32アプリ配布を効率化| EAM[Enterprise App Management]

「Suiteを導入する」こと自体を目的にせず、現在困っている運用へ機能を割り当てます。

まず試す:自テナントの権利を読み取る

Intune admin centerのTenant administrationやIntune add-ons周辺を開き、次を確認します。

  • 利用可能と表示される高度機能。

  • trialなのか正式ライセンスなのか。

  • 対象ユーザー。

  • 既存ポリシーや設定の有無。

成功の目安

「一般論ではE5に含まれる」ではなく、自テナントでprovisioning済みか、誰が使えるか、まだrollout待ちかを説明できることです。

1か所変える

Advanced Analyticsを利用できる環境なら、設定変更ではなくレポートの期間や対象device scopeだけを変え、分析結果の違いを確認します。

EPM導入例:ローカル管理者を減らす

sequenceDiagram
    participant U as 標準ユーザー
    participant E as Endpoint Privilege Management
    participant P as Elevation Policy
    participant A as 管理者/承認者
    U->>E: 管理者権限が必要なアプリを実行
    E->>P: 昇格ルールを評価
    P-->>E: 許可/承認要求/拒否
    E-->>U: ポリシーに沿って処理
    E-->>A: 必要に応じ監査・承認情報

「困ったら管理者権限を渡す」から、「必要な実行ファイル・利用者・条件だけを昇格」に変えるのが目的です。

Cloud PKI導入例:証明書のライフサイクル

Cloud PKIではroot/issuing CAを構成し、IntuneのSCEP profileなどを通じて管理端末へ証明書を配布できます。Microsoft公式では発行・更新・失効をクラウドで管理し、オンプレミスCA/NDES/Intune certificate connectorを不要にできる構成を説明しています。

証明書基盤は認証へ直結するため、いきなり本番CAを作るのではなく、PKI設計、CA hierarchy、失効、RBAC、既存証明書との移行を先に設計します。

一般利用者・事務職・情シスの確認点

立場高度機能の影響
一般利用者Remote Helpの接続、権限昇格申請、証明書配布など
ヘルプデスクRemote Help、EPM承認、端末分析
情シスlicensing、RBAC、PKI、app catalog、監査、rollout

管理者が確認する項目

  • commercial E3/E5か、Education/Frontline/Governmentか。

  • Message centerに高度機能provisioning通知が来ているか。

  • Intune add-onsで機能が実際に有効か。

  • Remote Helpのhelper権限をRBACで最小化しているか。

  • EPMの昇格ルールを広くしすぎていないか。

  • Cloud PKIのroot/issuing CA、失効、証明書用途を設計したか。

  • Enterprise App Catalogのアプリ更新責任を決めたか。

  • Advanced Analyticsで取得する情報と利用目的を周知しているか。

  • trialを正式ライセンスと誤認していないか。

よくある誤解

「E3にはPlan 1しかない」

2026年7月以降の商用Microsoft 365 E3にはPlan 2、Remote Help、Advanced Analyticsが追加される公式案内があります。

「E5ならIntune Suiteという別製品が丸ごと1ライセンス付く」

実務では、E5へどの高度機能が含まれるかを機能単位で確認する方が安全です。Suiteには他の契約形態もあります。

「公式に追加と書いてあるから今日すぐ全テナントで使える」

Microsoftは段階rolloutと自動provisioningを説明しています。実テナントで確認します。

Microsoft公式情報

2026年のIntuneは「Plan 1 + 高度機能はすべて別売り」という単純な構図ではありません。契約SKU → 2026年の新しい権利 → tenant rollout → 実際のprovisioningまで確認して判断します。

文書情報

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Microsoft Intuneの高度機能とは?2026年7月以降のE3/E5差を整理
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