令和5年度 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問4 OSPFのルータ役割
OSPFにおけるルータの役割と境界の定義を問う問題です。他の自律システムとの接点となるルータの名称を正確に特定することが解法の核となります。
【問題】 OSPFにおいて、自AS(Autonomous System)外の経路情報をAS内に取り込むルータを何と呼ぶか。
ア ABR イ ASBR ウ バックボーンルータ エ 指定ルータ
【解説】 OSPF(Open Shortest Path First)では、ネットワークの規模や接続先に応じてルータに特定の役割が付与されます。
本問で問われている「自AS外の経路情報を取り込む」役割を担うのは、ASBR(AS Boundary Router:AS境界ルータ)です。ASBRは、BGPなど他のルーティングプロトコルやスタティックルートで得た外部経路を、OSPF内部に「再配送(Redistribution)」する機能を持ちます。
graph LR
subgraph OSPF_AS["自AS内部"]
R1("内部ルータ") --- ABR("ABR")
ABR --- R2("エリア0")
end
R2 --- ASBR("ASBR")
ASBR --- Ext["外部ネットワーク / 他AS"]
style ASBR fill:#f96,stroke:#333【選択肢の吟味】
| 選択肢 | 判定 | 解説 |
|---|---|---|
| ア:ABR | × | Area Border Router。エリア0とそれ以外のエリアを接続する境界ルータです。 |
| イ:ASBR | 〇 | Autonomous System Boundary Router。自ASと外部ASを接続する境界ルータです。 |
| ウ:バックボーンルータ | × | エリア0(バックボーンエリア)に少なくとも1つのインターフェースを持つルータの総称です。 |
| エ:指定ルータ | × | Designated Router (DR)。マルチアクセスセグメント内でLSAの交換を効率化するために選出されるルータです。 |
【ポイント】
ASBR:AS外部(他プロトコル)との境界。LSAタイプ5を生成する。
ABR:OSPFエリア間の境界。エリア間の経路情報を集約・転送する。
再配送:外部経路を自プロトコル内に取り込む動作の名称。
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2026年9月21日
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