フォルダ構成の確定
今回は、ドキュメントフォルダ(C:\Users\papanda925\Documents)に以下の配置で作成し、ファイルを配置することとします。(インストール先のフォルダは、自由)
WinPythonDev
├─dev・・・・・・・・・pythonのソースコードを保存するところとする
├─tmp・・・・・・・・・ライブラリ等の各種ダウンロードファイルを配置
├─winpython・・・・・・zip解凍したvscodeをそのまま配置
└─vscode・・・・・・・・解凍したwinPythonをそのまま配置
ダウンロードと配置
winpythonをダウンロードし、winpythonフォルダに格納する
WinPython の公式サイトから、最新のwinpythonをダウンロードする。今回はsourceforge経由
- WinPython – Browse Files at SourceForge.net にアクセス
- download latest versionをクリックし最新版を取得する。
- (edgeの場合)「Winpythonxx-x.x.x.x.exeは一般的にダウンロードされません。Winpythonxx-x.x.x.x.exeを開く前に、信頼できることを確認してください。」となる。
- (edgeの場合)「・・・」、「保存」をクリック
- (edgeの場合)「Winpythonxx-x.x.x.x.exeを開く前に、信頼できることを確認してください。」画面が出たら、詳細表示の「∨」をクリック
- (edgeの場合)保持するをクリックするとWinpythonがPCに保存できる
- 保存したWinpython「Winpythonxx-x.x.x.x.exe」をクリック
- 「7-Zip self-extracting archive」ダイアログが表示されたら、格納先パスを指定し、Extract
- % Extracting画面が表示され解凍開始、完了までしばらく待つ
- 解凍が完了したら終了。
公式vscode(zip版)をダウンロードし、vscodeフォルダに格納する
公式サイトからインストール不要なvscodeをダウンロード
公式ダウンロードサイト(Download Visual Studio Code – Mac, Linux, Windows)から、zip版をダウンロードする。
・bitはインストールPCのOSに合わせてください。今回は64bitを使用
・(2022/5/22時点)「VSCode-win32-x64-1.67.2.zip」がダウンロードされた。
vscodeのライブラリ(extentions)をダウンロードしtmpフォルダに格納する。
MarketplaceからVSCode拡張機能(vscodeのライブラリ)をダウンロード
今回は日本語化、Pythonをダウンロードします。その他に必要なライブラリがあれば以下の手法を応用してください。
- 日本語化の拡張機能をダウンロード
- MarketplaceのJapanese Language Pack for Visual Studio Codeにアクセス
- ダウンロードしたvscodeのマイナーバージョン(x.y)が一致する最新版をダウンロード
今回は『1.67.3』
を採用- 他、Pythonとpowershellのライブラリをダウンロードすることがおすすめ
vscodeの設定
dataフォルダを作成する。
vscodeのフォルダ内にdataフォルダを作成する。dataフォルダを作成することでポータブルモードになる。
vscodeを起動しライブラリをインストールする。
extentionsから
・・・ → Install from CSIX を選択
ダイアログボックスから、事前にダウンロードした vsixファイルをインストールする。
vsix 3ファイルをインストール後、vscodeを再起動すると、こんなインストール結果がでてくる。
インタプリタのパスを通す
「表示」→「コマンドパレット」を選択
プロンプトに「python」を入力、「python インタープリターを選択」探しクリック
クリック後の画面で「検索」をクリックし「Pythonインタープリターを選択」ダイアログ表示させる。
winpythonフォルダ以下にある「python.exe」を選択し「インタープリターを選択」ボタンをクリック
これで、python.exeのパスが通る
例えば今回の場合、”C:\Users\papanda925\Documents\WinPythonDev\winpython\WPy64-31040\python-3.10.4.amd64\python.exe” を指定した。
ソース格納先フォルダのパスを通す
「□っぽいマーク」 → 「フォルダを開く」→ から 事前に作成したdevフォルダを指定する。
以下のダイアログでは「はい、作成者を信頼します」をクリック
これで、すべての環境設定が完了です。
実際に動かしてみた結果
公式サイトのvscodeで起動しtkinterを使ったGUI画面を表示した例
公式サイトのvscodeは起動もスムーズでストレスもなく、Python (embeddable package版)では不可能だったtkinterを使ったGUI画面の表示ができた。
Python (embeddable package版)ではできない tkinterを使ったGUI画面を表示した例
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