PowerQuery M言語での関数定義、アロー関数の違いをメンテナンス性、可読性の観点で調査

PowerQuery

M言語でアロー関数(letを1回使う)のと関数定義(letを2回使う)のはどちらの方が優れたコーディングか メンテナンス性、可読性の観点で調べてみました

まず、以下のコードはどちらも結果は同じです。a + b の結果を出力

解析

let 式を1回使うのと2回使うのは、コードのメンテナンス性と可読性に大きく影響します。以下にそれぞれの利点と欠点を示します。

let 式を1回使う場合(アロー関数 =>)

利点

  • 簡潔: コードが短く、シンプルです。
  • 迅速: 簡単な計算や処理には適しています。

欠点

  • 可読性: 複雑な処理を行う場合、コードが読みづらくなります。
  • メンテナンス性: 変更やデバッグが難しくなることがあります。

let 式を2回使う場合

利点

  • 可読性: 関数の定義と計算が明確に分かれており、コードが読みやすくなります。
  • メンテナンス性: 変更やデバッグが容易になります。各ステップが明確に分かれているため、問題の特定がしやすいです。

欠点

  • 冗長性: 簡単な処理には少し冗長に感じることがあります。

個人的な結論

メンテナンス性と可読性の観点から見ると、let 式を2回使う方が優れていると感じました。特に、複雑な処理や複数のステップを含む場合には、コードが明確に分かれている方が理解しやすく、保守もしやすくなります。

M言語における => は、アロー関数を定義するための構文です。アロー関数は、関数を簡潔に定義するために使用されます。以下にその基本的な使い方を説明します。

参考 アロー関数の基本構造

アロー関数の基本構造は次の通りです:

例えば、2つの数値を受け取り、その合計を返す関数を定義する場合:

この例では、a と b という2つの引数を受け取り、それらを足し合わせた結果を返す関数を定義しています。

アロー関数 内部処理の流れ

  1. 引数の受け取り:
    • 関数が呼び出されると、引数 a と b が関数に渡されます。
  2. 計算の実行:
    • アロー関数の本体である a + b が評価されます。この部分は、引数 a と b の値を足し合わせる処理です。
  3. 結果の返却:
    • 計算結果が関数の戻り値として返されます。

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