インストーラを使わず公式Visual Studio Code、Python、openpyxl 環境を構築する(その1、必要ソフトのダウンロード)

EXCEL

 世の中にはPythonの書籍があふれていても、企業の定めたセキュリティポリシー関係から、いまだにPCから簡単にインターネットに接続できない(できてもProxyを通す必要あり)、アプリのインストールにも申請が必要等、気軽にVisual Studio Code(vscode)やPythonを試せない職場環境も多い。そんな中で、なんとかVisual Studio Code(vscode)、Python、openpyxl を使えるように試行錯誤した例。

構築ポリシー

  • 必要なアプリ、ライブラリ等は必要に応じて、事前ダウンロードすることとする。
  • 必要なアプリ、ライブラリは公式サイトからダウンロードする。
  • インストールが不要なバージョンを活用する。

公式サイトからインストール不要なvscodeをダウンロード

公式ダウンロードサイト(Download Visual Studio Code – Mac, Linux, Windows)から、zip版をダウンロードする。

 ・bitはインストールPCのOSに合わせてください。今回は64bitを使用

 ・(2022/5/22時点)「VSCode-win32-x64-1.67.2.zip」がダウンロードされた。

MarketplaceからVSCode拡張機能(vscodeのライブラリ)をダウンロード

今回は日本語化、Pythonをダウンロードします。その他に必要なライブラリがあれば以下の手法を応用してください。

  1. 日本語化の拡張機能をダウンロード
    1. MarketplaceのJapanese Language Pack for Visual Studio Codeにアクセス
    2. ダウンロードしたvscodeのマイナーバージョン(x.y)が一致する最新版をダウンロード今回は『1.67.3』を採用
  2. pythonをダウンロード
    1. MarketplaceのPython – Visual Studio Marketplaceにアクセス
    2. ここでは最新版をダウンロード

公式サイトからPython (embeddable package版)をダウンロード

embeddable packageとは、ファイルサイズがとても小さく、Windowsのシステムを汚さずに環境構築ができる特徴があります。その代わりpipがデフォルトで機能しません。そのための対応策はこの後行いますので、まずは公式ダウンロードサイト(https://www.python.org/downloads/windows/)からPython (embeddable package版)をダウンロードをします。

 ・bitはインストールPCのOSに合わせてください。今回は64bitを使用

 ・(2022/5/22)stable版は『python-3.9.13-embed-amd64.zip』でした。

get-pip.pyのダウンロード

get-pip.pyはブートストラップスクリプトで、ユーザーは pip、setuptools、wheel をまだ持っていない Python 環境にインストールできます。git-hubで管理されているリポジトリ(https://github.com/pypa/get-pip)からget-pipをダウンロードします。

直接リンクはこちら(https://bootstrap.pypa.io/pip/get-pip.py)

Python Package Index(PyPI)公式サイトからopenpyxl と依存ライブラリをダウンロード

Python Package Index(略称 PyPI)は、プログラミング言語Pythonのサードパーティーソフトウェアリポジトリです。Excel処理を行うopenpyxl はサードバーティのライブラリのため、、PyPI公式ページ(https://pypi.org/)からダウンロードします。

Python開発環境へインストールしたいライブラリ名(openpyxl ) を検索窓に記入し、検索し、対象のwhlファイルをダウンロードします。

  1. PyPI公式ページ(https://pypi.org/)にアクセスする。
  2. 検索窓に「openpyxl 」と入力し検索する。
  3. 検索結果画面より、openpyxl x.y.zをクリック
  4. Download filesをクリック     
  5. Built Distributionから、whlファイルをダウンロードする。

同じ容量で、他サイトを参考に「et_xmlfile」と「dcal」の最新版をダウンロード

(2022.5.24現在)et_xmlfile-1.1.0-py3-none-any.whl

(2022.5.24現在)jdcal-1.4.1-py2.py3-none-any.whl

とりあえず、ここまでで、必要なソフトのダウンロードが完了

次は、設定編

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