インストーラを使わず公式Visual Studio Code、Python、openpyxl 環境を構築する例(その2、設定)

EXCEL

ダウンロード編の続き

フォルダ構成の確定、ダウンロードファイルの配置

今回は、ドキュメントフォルダ(C:\Users\papanda925\Documents)に以下の配置で作成し、ファイルを配置することとします。(インストール先のフォルダは、自由)

pythonDev
 ├─dev  ・・・・・ pythonのソースコードを保存するところとする
 ├─tmp  ・・・・・  ライブラリ等の各種ダウンロードファイルを配置
 ├─python ・・・・・ zip解凍したPython (embeddable package版) をそのまま配置
 └─vscode ・・・・・ zip解凍したvscodeをそのまま配置

pythonの設定(pipインストール、openpyxlインストール) 

impot siteのコメントを外す

pythonxx._pthファイルをメモ帳で開き #import site の #(コメント)をカットし保存する。

pipのインストール

powershelll を開き、以下のコマンドを実行する。ポイントは、絶対パスでpython.exe と get-pip.pyを指定すること

以下、実行結果例

openpyxlのインストール

以下のコマンドを実行 ポイントは、絶対パスで pip.exe とライブラリのパスを指定すること

実行結果

vscodeの設定

dataフォルダを作成する。

vscodeのフォルダ内にdataフォルダを作成する。dataフォルダを作成することでポータブルモードになる。

vscodeを起動しライブラリをインストールする。

extentionsから

・・・ → Install from CSIX を選択

ダイアログボックスから、事前にダウンロードした vsixファイルをインストールする。

vsix 2ファイルをインストール後、vscodeを再起動すると、こんなインストール結果がでてくる。

インタプリタのパスを通す

「表示」→「コマンドパレット」を選択

プロンプトに「python」を入力、「python インタープリターを選択」探しクリック

クリック後の画面で「検索」をクリックし「Pythonインタープリターを選択」ダイアログ表示させる。

「python.exe」を選択し「インタープリターを選択」ボタンをクリック

これで、python.exeのパスが通る

ソース格納先フォルダのパスを通す

「□っぽいマーク」 → 「フォルダを開く」→ から 事前に作成したdevフォルダを指定する。

以下のダイアログでは「はい、作成者を信頼します」をクリック

これで、すべての環境設定が完了です。

実際に動かしてみた結果

試しに以下のようなサンプルソースを実行したところ、不具合なくうごいています。vscodeの強力なインテリセンスも使えますし、ちょっと使う程度であれば、これで十分ではないかと思います。

以上です。

最後に

 職場環境によっては、pythonのインストール1つもハードルが高く、昨今の開発環境を使った効率化や最新のスキルアップができずらい方もいらっしゃると思います。そんな方々、よかったらこちらの方法を試してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました