<p>Microsoft Wordで複数の図形のプロパティを統一的に設定したい場合、手作業で一つ一つの図形を変更するのは非常に手間がかかります。そこで、VBA(Visual Basic for Applications)を使ったマクロを利用することで、効率的に図形のプロパティを一括で設定する方法を紹介します。</p>
<h2 class="wp-block-heading">コードの解説</h2>
<p>以下がVBAコード全体です。各部分について詳しく説明します。</p>
<script src="https://gist.github.com/papanda925/33da9ede3d474455668c5fad636e643d.js"></script>
<p><br></p>
<h2 class="wp-block-heading">コードの解説</h2>
<h3 class="wp-block-heading">各部分の詳細説明</h3>
<h4 class="wp-block-heading"><code>ApplyUniformShapeProperties</code></h4>
<p>このメインのサブルーチンは、ドキュメント内のすべての図形に対して処理を実行します。ここで設定する目標の幅(<code>targetWidth</code>)や高さ(<code>targetHeight</code>)、塗りつぶし色(<code>fillColor</code>)は全ての図形に適用されます。</p>
<h4 class="wp-block-heading"><code>UniformShapeProperties</code></h4>
<p>このサブルーチンは、個々の図形に対してサイズ、塗りつぶし色、テキスト設定などのプロパティを適用します。図形のタイプ(オートシェイプ、テキストボックス、線、画像)に応じて処理を分岐させ、対応するサブルーチンを呼び出します。</p>
<h4 class="wp-block-heading"><code>SetRoundedRectangleProperties</code></h4>
<p>このサブルーチンは、丸角四角形の特別な設定(角の丸みを調整)を行います。</p>
<h4 class="wp-block-heading"><code>SetOvalProperties</code></h4>
<p>このサブルーチンは、楕円のアスペクト比を固定(縦横比を維持)する設定を行います。</p>
<h4 class="wp-block-heading"><code>SetRectangleProperties</code></h4>
<p>このサブルーチンは、四角形の影の表示とスタイルを設定します。</p>
<h4 class="wp-block-heading"><code>SetRightTriangleProperties</code></h4>
<p>このサブルーチンは、直角三角形を45度回転させる設定を行います。</p>
<h4 class="wp-block-heading"><code>SetTextBoxProperties</code></h4>
<p>このサブルーチンは、テキストボックスの特別な設定(テキストを中央揃え)を行います。</p>
<h4 class="wp-block-heading"><code>SetLineProperties</code></h4>
<p>このサブルーチンは、線の太さと実線スタイルを設定します。</p>
<h4 class="wp-block-heading"><code>SetPictureProperties</code></h4>
<p>このサブルーチンは、画像の明るさとコントラストを設定します。</p>
<h4 class="wp-block-heading">`SetCommonTextProperties</h4>
<p>のサブルーチンは、すべての図形に共通のテキスト設定を適用します。具体的には、以下のプロパティを設定します:</p>
<ol start="1" class="wp-block-list">
<li><strong>HorizontalAnchor</strong>: テキストを水平方向に中央揃えにします。</li>
<li><strong>VerticalAnchor</strong>: テキストを垂直方向に中央揃えにします。</li>
<li><strong><a href="https://font.size/?form=MG0AV3" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Font.Size</a></strong>: フォントサイズを6ポイントに設定します。</li>
<li><strong>AutoSize</strong>: テキストの自動サイズ調整を無効化します。</li>
<li><strong>WordWrap</strong>: テキストの折り返しを有効化します。</li>
<li><strong>MarginTop</strong>, <strong>MarginBottom</strong>, <strong>MarginLeft</strong>, <strong>MarginRight</strong>: それぞれの余白を1ポイントに設定します。</li>
</ol>
<h3 class="wp-block-heading">コードの実行方法</h3>
<p>VBAエディタを開き、新しいモジュールを挿入して、上記のコードをコピーして貼り付けてください。その後、F5キーを押してコードを実行します。これにより、Wordドキュメント内のすべての図形に対して統一的なプロパティが適用されます</p>
Microsoft Wordで複数の図形のプロパティを統一的に設定したい場合、手作業で一つ一つの図形を変更するのは非常に手間がかかります。そこで、VBA(Visual Basic for Applications)を使ったマクロを利用することで、効率的に図形のプロパティを一括で設定する方法を紹介します。
コードの解説
以下がVBAコード全体です。各部分について詳しく説明します。
コードの解説
各部分の詳細説明
ApplyUniformShapeProperties
このメインのサブルーチンは、ドキュメント内のすべての図形に対して処理を実行します。ここで設定する目標の幅(targetWidth
)や高さ(targetHeight
)、塗りつぶし色(fillColor
)は全ての図形に適用されます。
UniformShapeProperties
このサブルーチンは、個々の図形に対してサイズ、塗りつぶし色、テキスト設定などのプロパティを適用します。図形のタイプ(オートシェイプ、テキストボックス、線、画像)に応じて処理を分岐させ、対応するサブルーチンを呼び出します。
SetRoundedRectangleProperties
このサブルーチンは、丸角四角形の特別な設定(角の丸みを調整)を行います。
SetOvalProperties
このサブルーチンは、楕円のアスペクト比を固定(縦横比を維持)する設定を行います。
SetRectangleProperties
このサブルーチンは、四角形の影の表示とスタイルを設定します。
SetRightTriangleProperties
このサブルーチンは、直角三角形を45度回転させる設定を行います。
SetTextBoxProperties
このサブルーチンは、テキストボックスの特別な設定(テキストを中央揃え)を行います。
SetLineProperties
このサブルーチンは、線の太さと実線スタイルを設定します。
SetPictureProperties
このサブルーチンは、画像の明るさとコントラストを設定します。
`SetCommonTextProperties
のサブルーチンは、すべての図形に共通のテキスト設定を適用します。具体的には、以下のプロパティを設定します:
- HorizontalAnchor: テキストを水平方向に中央揃えにします。
- VerticalAnchor: テキストを垂直方向に中央揃えにします。
- Font.Size: フォントサイズを6ポイントに設定します。
- AutoSize: テキストの自動サイズ調整を無効化します。
- WordWrap: テキストの折り返しを有効化します。
- MarginTop, MarginBottom, MarginLeft, MarginRight: それぞれの余白を1ポイントに設定します。
コードの実行方法
VBAエディタを開き、新しいモジュールを挿入して、上記のコードをコピーして貼り付けてください。その後、F5キーを押してコードを実行します。これにより、Wordドキュメント内のすべての図形に対して統一的なプロパティが適用されます
コメント