令和5年度 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問1 トラフィックシェーピング

情報処理技術者試験

QoS(品質制御)におけるシェーピングとポリシングの違いを整理し、バッファによる平滑化の仕組みを理解することが重要です。

トラフィックシェーピングにおけるパケット送出の仕組みとして,適切なものはどれか。

ア 設定された帯域幅を超えるパケットをバッファに蓄積することによって,パケットの送出間隔を調整し,トラフィックを平滑化する。
イ 設定された帯域幅を超えるパケットを破棄することによって,トラフィックを制限する。
ウ パケットの優先度に応じて,優先度の高いパケットを優先的に送出する。
エ パケットの宛先に応じて,送出する経路を振り分ける。

【解説】

トラフィックシェーピング(Traffic Shaping)は、ネットワークの帯域制御技術の一つです。契約帯域や設定された上限(バースト)を超えるトラフィックが発生した際、即座に破棄するのではなく、バッファ(キュー)に一時的に格納し、一定の速度で送り出すことでトラフィックの変動をなだらかにします。

一方、同様の目的で使用される「トラフィックポリシング(Traffic Policing)」は、上限を超えたパケットを即座に破棄(ドロップ)または優先度を低下させる制御を指します。

graph TD
    Input["入力トラフィック"] --> Judge{"帯域内か?"}
    Judge -- Yes --> Output["そのまま送出"]
    Judge -- No --> Buffer["バッファに蓄積"]
    Buffer --> Smooth["一定間隔で送出"]
    Smooth --> Output

【選択肢の吟味】

選択肢 判定 解説
ア 正解 シェーピングの定義です。バッファを用いて送出間隔を調整し、平滑化を行います。
イ 不正解 トラフィックポリシング(Traffic Policing)の説明です。パケットを破棄します。
ウ 不正解 優先制御(PQ: Priority Queuingなど)の説明です。帯域制限とは別のQoS機能です。
エ 不正解 ルーティング(またはポリシーベースルーティング)の説明です。

【ポイント】

  • シェーピング: バッファを活用し、パケットを「遅延」させて平滑化する。

  • ポリシング: 上限超過分を「破棄」または「再マーキング」する。

  • 平滑化(Smoothing): 突発的なバーストトラフィックを緩和し、契約帯域内に収める処理。

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2026年9月19日

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文書情報

記事タイトル
令和5年度 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問1 トラフィックシェーピング
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