VBAの#Constディレクティブは、コンパイル時に定数を定義するために使用されます。#Constディレクティブで定義された定数は、コンパイル時に値が決定され、コンパイル後には変更できなくなります。
#Constディレクティブは、以下のように使用します。
#Const 定数名 = 定数値
ここで、定数名は定義する定数の名前、定数値は定数の値です。
例えば、以下のように定数を定義することができます。
#Const PI = 3.14159265358979
この場合、PIという名前の定数が、値3.14159265358979で定義されます。#Constディレクティブで定義された定数は、他のコードで参照することができます。
なお、#Constディレクティブで定義された定数は、#Ifディレクティブと併用して、コンパイル時に実行されるコードを制御することもできます。例えば、以下のように条件分岐することができます。
#Const DEBUG = True
Sub Main()
#If DEBUG Then
Debug.Print "デバッグモード"
#Else
Debug.Print "通常モード"
#End If
End Sub
この場合、DEBUGという名前の定数が定義されているかどうかで、実行されるコードが異なります。上記のコードでは、DEBUGがTrueである場合には、デバッグモードというメッセージが出力されます。

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