令和5年度 ネットワークスペシャリスト 午前II 問1 サブネット分割
本問は、与えられたネットワーク範囲をサブネット分割した際の有効ホスト数を問う。アドレス総数から予約済みの2つを引く手順が解法の核である。
192.168.1.0/24のネットワークを,2つのサブネットに等分割した。それぞれのサブネットにおいて,ホストとして使用できるIPアドレスの個数は最大で幾つか。
ア 62 イ 126 ウ 128 エ 254
【解説】
IPアドレスの設計において、ネットワークを分割する際は、まず1つのサブネットに含まれる全アドレス数を算出し、そこから「ホストとして割り当て不可能なアドレス」を除外する必要があります。
全体のアドレス数の算出 CIDR表記
/24は、ネットワーク部が24ビットであることを示します。 ホスト部は $32 – 24 = 8$ ビットであり、全アドレス数は以下の通りです。 $$2^8 = 256$$サブネット分割 2つのサブネットに等分割するため、各サブネットのアドレス数は以下の通りです。 $$256 \div 2 = 128$$ ※この時、サブネットマスクは1ビット増えて
/25となります。使用可能なホストアドレス数の算出 各サブネットにおいて、以下の2つのアドレスはホストに割り当てることができません。
ネットワークアドレス:ホスト部がすべて0のアドレス
ブロードキャストアドレス:ホスト部がすべて1のアドレス したがって、ホストアドレス数は以下のように計算されます。 $$128 – 2 = 126$$
graph TD Root["192.168.1.0/24(#quot;256個#quot;)"] Root --> Sub1["サブネット1: /25(#quot;128個#quot;)"] Root --> Sub2["サブネット2: /25(#quot;128個#quot;)"] Sub1 --> Host1["有効ホスト: 128 - 2 = 126個"] Sub2 --> Host2["有効ホスト: 128 - 2 = 126個"]
【選択肢の吟味】
| 選択肢 | 判定 | 解説 |
|---|---|---|
| ア | 誤 | 192.168.1.0/24を4等分(/26)した場合のホスト数($64 – 2 = 62$)です。 |
| イ | 正 | 各サブネットのアドレス数128から、予約アドレス2つを引いた値です。 |
| ウ | 誤 | サブネット内の「全アドレス数」であり、ホストに割り当て可能な数ではありません。 |
| エ | 誤 | 分割前の192.168.1.0/24におけるホスト数($256 – 2 = 254$)です。 |
【ポイント】
サブネット分割時は、ホスト部をビット単位で切り出して計算する。
有効ホスト数は「$2^n – 2$」の公式($n$ はホスト部のビット数)で求める。
ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの除外を忘れない。

